店舗のターゲットとサービスの適正価格

休日で二子玉川ライズの蔦屋家電に行きました。

ここは、TSUTAYA書店と蔦屋家電か一緒になって融合した、数年前に東急ライズショッピングセンターが開業した時の目玉店舗でした。

店内にはゆったり座れるソファー席を始め、併設するスターバックスコーヒーでお茶を買い、それを飲みながら書店の本を買わずにゆっくり読むことができるという、これまでの書店ではありえないサービスでビックリしましたものです。

しかし、開業してフタを開けてみると、学生を始めとした勉強部屋のようになってしまっていて、開業から何年も経っていますが、一度も席に座れたことはありません、涙

はたから見ていて、本は売れなさそうだし、勉強で長居されて回転も悪いだろうし、経営的に大丈夫なのかな〜、と余計な心配をしていたものです。

ところが、本日久しぶりに訪れてみて、試しに一度は座ってみたかったので、ソファー席が集まる場所へ入る入り口を探しても、以前は本棚の間にあったはずのラウンジにつながる隙間がどこにもなく、グルーっと回って辿り着いた場所は、有料のシェアラウンジの入口とそのサービスメニューの看板でした。

これを見て、初めは少しだけ残念に思いましたが、一転してすぐに、

これは正しい!

と思い、なんだかホッとした思いになりました。

書店と家電販売とカフェなどが混在併設した蔦屋家電?TSUTAYA書店?は、個人的には店内を歩いているだけでも新たな発見がある楽しい売り場だと思っていたので、せっかくなら長く続いてほしいなあ〜と思っていました。

しかし、これまでいつも訪れるたびに、どうやってもカフェでの勉強利用が目立っていたので、経営的に大丈夫なのか、勝手に心配していました。

やはり、何か良い物を利用するには、それなりに適正な対価を支払う環境でないと、最終的には歪みが出てくるものと思います。

サービスメニュー看板を見て、人気の二子玉川の駅直結ショッピングセンター内という好立地で、かつ居心地の良い素敵な内装のラウンジに値する適正な価格のように思いました。

良い場所は長く続いてもらいたいので。