第二の故郷で初心に帰る

10年ぶりに第二の故郷の名古屋に行きました。

せっかくなので、懐かしい場所にも足を伸ばしました。

就職して、会社の寮でしたが生まれて初めて一人暮らしをして、その束の間の休日の小さな、でも当時の自分にとっては最高の楽しみだった、寮の近くにある田舎の駅前の喫茶店での名古屋飯のランチと、頭を空っぽにしてスポーツ新聞を読みながら食後のアイスコーヒーをストローですする時間は、至福のひと時でした。

あれから四半世紀も経ってしまいましたが、あの時間に勝る幸福感はそんなに沢山はなかったのではないかと思います。

人間の幸せって、そんなものかもしれませんね。

今日、店を再び発見した時は、一気に時間が新卒の頃にタイムスリップしたような感覚に陥りました。

マスターの顔を見たら、もちろん歳はとられていましたが、鮮明に懐かしい記憶が蘇ってきました(当然マスターは僕のことなんか覚えていませんでしたが)。

たっぷりのサラダと、食後のドリンクがセットの盛り沢山のボリュームにもかかわらず、昔と変わらぬお値打ち価格でこれまたビックリ!

以前にも感じたことですが、東京などの大都市だけが異常なのかもしれませんね。

帰りに、様変わりした名古屋駅前を見物し、

そして、昔の職場である商業施設を懐かしくウロウロし、

さらに、就職して以来の大切な同期と、忙しい中時間を割いてもらいお茶をすることができ、

今、列車に乗って家路に着いています。

新幹線車内でのワンカップとツマミと弁当。

たった一人ですが、この感覚、久しぶりです、笑

浦島太郎のような、でもなんかジーンとくる一日でした。