フランス初の「60歳以上の女性のための公共集合住宅」に関する興味深いコラム記事(2020年12月1日『R.E.port』株式会社不動産流通研究所)がありましたのでご紹介します。
施設はパリの郊外にあり、設立者は元々は四人の子供のいる専業主婦の女性で、その後、様々な社会活動に関わる中で、この施設の立ち上げに辿り着いたとのことです。
寝たきりになったしまった自身の母親が直接のきっかけとなったようで、記事の中で、
「一人暮らしの女性高齢者が、自分たちで管理しながら安心して暮らせ、かつ他の市民との交流もできる、従来の閉鎖型老人ホームとは違う形の公共住宅を作る」
という思いが、構想の発端からのコンセプトだったようです。
行政主導でもなく、大手企業主導でもない、市民が主導したこの特色ある施設にご興味のある方は、ぜひこちらの記事をご覧いただければと思います。