私は学生時代から、社会心理学者の加藤諦三先生の本が大好きで、新刊が出る度に読んでいるのですが、
最新刊の本の中に、アメリカの心理学者シーベリーの言葉として、
『不幸を受け入れようとする気になると、何をしたら一番良いかが突然見えてくる』
という一文がありました。
人が中々悩みから解放されない原因と、そしてその悩みから解放される大きな大きなヒントが詰まった言葉だと思いました。
人は中々、自分にとって良くないことを認めることができないものですよね。
自分もそうです。
でも、それを乗り越えることで、真実、現実に向き合うことができ、そして真の幸せにつながる、そんな風に解釈しています。
さて、自分のことは棚に置かせて頂いて、
私生活で人から相談を受けたり、仕事で不動産に関する相談を受けたりすることがしばしばあります。
そんな時、確かに先の文の通り、様々な悩みや問題を抱えていても、その人がそれを自分の現実として受け入れることができているかどうか?
それがその人の悩みや問題の解決にとって最大のポイントである、ということはとてもよく理解できます。
相談を受けている立場としては、お膳立てはできたとしても、そこについてだけは『待つ』ことしかできません。
むしろ、そこだけは本人以外が答えを出してはいけないんだとも思います。
さて、ひるがえって自分のことになると中々思うようにはできないものです、涙
でも、だからこそ私も意識し続けたいと思っています。