「レインズ」といって、全国の不動産業者が物件情報を登録・閲覧できる不動産情報の流通システムがあります。
正式名称は英語で言うと、
「Real Estate Information Network Systems」
その頭文字を取って、
「REINS」
となります。
今は、インターネットに接続して物件情報の交換をしていますが、そんな昔ではない以前までは、ファックスで情報の受発信していたようです。
そのレインズが、新年から新しいシステムに移行します。
今やレインズなくしては不動産の仲介はできないと言われる程、不動産業界にとってはなくてはならない公益的な財産です。
物件の売主や貸主にとっては、
- できるだけ多くの人に物件情報を見てもらい
- かつ、できるだけ早く、条件の良い買主や借主を見つけてもらいたい
というのが一番の願いではないでしょうか。
そのためにも、自社だけの顧客に紹介するだけでなく、全国の不動産業者が抱えている顧客にもアピールできる、
この全国の不動産業者がリアルタイムで物件情報を登録・交換・閲覧できるレインズにいち早く物件情報を登録することは、
売主・貸主にとってはとても重要なことになります。
もちろん、鮮度の良い物件情報を探している買主や借主にとっても重要であることは言うまでもありません。
また何よりも、このレインズの大きな功績は、
駅前の小さな不動産屋や零細事業者であったとしても、大手の不動産業者と同じ土俵で、その規模に関係なく、売主や貸主といった顧客のために、全国の不動産業者とシステムでつながりながら預かっている物件の売却・募集活動ができる、という点にあります。
レインズは毎年、年末年始はシステムメンテナンスで休止されます。
弊社は今年は来週29日(火)まで通常業務を行いますが、レインズは、一足早く本日の深夜から年末年始のメンテナンス休止期間に入るとのこと。
そして、新年4日からは弊社も営業再開ですが、レインズも新システムに生まれ変わり新年をスタートさせるとのこと。
不動産業務に携わる者にとっては、今やなくてはならないレインズですが、
そのレインズが新たに生まれ変わる新年の仕事初めは、何だか自分も新たに生まれ変わるような新鮮な気持ちで新年を迎えられそうです。