本日の午前中、弊社が預かっている貸店舗に入居申込を入れているお客様からお電話を頂き、長時間相談に乗らせて頂きました。
現在、金融機関への融資申込に向けて、内装や設備業者から見積を取っているところですが、
初めての開業ということで、各業者からの見積もりの取り方や折衝について、そして開業までの各種スケジュール管理の方法などについて色々とご不安があったようで、私の経験を元にアドバイスさせて頂きました。
私は元々会社員時代には、様々な商業施設や店舗の開業や運営に携わってきましたので、その軽々を生かして、不動産の仕事に付随して店舗の開業のコンサルティングも行っています。
もっとも、不動産から問合せを頂いたお客様については、「店舗開業コンサルティング付き仲介」というサービス名で、コンサルティングについては無償で開業までサポートしています。
手前味噌ですが、これが結構評判が良いんですよ。
今回のお客様とも、初めてお問い合わせを頂いてから、早一ヶ月半ですが、かれこれもう十回以上は相談の連絡を頂いていると思います。
ここまでくると、ゼロからの開業を二人三脚でやっている感がありますね。
正直、すでに「私の店を開業する!」くらいの思い入れが出てきてしまっています、笑
私の会社は小規模ビルオーナーからテナント物件の募集や管理を預かることが多いのですが、
この仕事において、私の達成の基準は、
単に入居者を決めることや、テナントのトラブルを解決することだとは考えていません。
私の真の役割は、入居するテナントが入居後にその事業で成功して、優良入居者として長期に渡ってその物件において繁栄を続けてくれることです。
これは、入居テナントにとって良いことであるだけでなく、ビルオーナーが最も求める長期優良テナントになります。
そして、それはそのお手伝いをしている不動産会社にとっても同じです。
三方良しの関係づくり、
つまり今回のケースで言えば、
新規テナントの入居後の事業の成功は、
ビルオーナーの賃貸経営の長期安定化にもつながり、
さらにはそのお手伝いをしている不動産会社の成功にも繋がる
そのような「順序」を意識して、いつも仕事をしています。
その甲斐あってか、私の会社がお預かりしているテナント物件では、入居テナントはこのような時期にも関わらず、みなさん順調に経営をされているテナントが多く、
さらに、テナントとオーナー、そして周辺地域との関係も良好で、何かあった時にはみなさんとても協力的です。
有難い限りです。
さて、本日は夕方から、不動産売買仲介に関連した実務家向けのセミナーに参加します。
今後訪れる経済の変動期に増加することが予想される、所有物件売却において、
売却依頼者の一番の願いである「できるだけ早く、そして高く、さらに安心して売れる」方法を学んで参りたいと思っています。