専門家の主張に見られる3つの傾向とアドバイスの受け手の心構え

先日何回かに渡って、コロナ禍において今後益々懸念される住宅ローン破綻について調べたことを記事にしてきましたが、

様々なネットの記事や書籍などで調べていると、各専門家の意見や主張のスタンスは、大きく3つに分かれていることに改めて気付きました。

1つ目は、まずは、他の解決方法を否定し、最終的には自分の提供できる解決策に誘導する主張です。

2つ目は、他の解決方法を否定することもなく、ひたすら自分の提供する解決方法が最善の策であると信じて勧める主張です。

3つ目は、様々な解決策を紹介し、そのメリット、デメリットを伝えたり、解決方法ごとに合う人、合わない人を教える主張です。

以下、3つの主張方法についての私見です。

1つ目の主張方法は、あまり信用できないですね。

2つ目の主張方法は、その情熱とプロ意識には感銘を受けるものの、受け手としてはやはり自分なりの検証が必要であるため、別途調査の上、それでもその解決策が最善だと考える場合には、その主張に戻ることもあるかもしれないです。

3つ目は、私の好みの主張方法ですね。

なぜなら、例えどんなに有名で裏付けのある薬であったとしても、世の中の万人に効果のある薬はない、と個人的に思っているからです。

人には個性があります。

それは、体だけでなく、心や考え方、それに行動の仕方や生き方などあらゆる事に個人個人、独特な個性があるからです。

ある物事について全く同じように見える人達であっても、よーく見比べてみると微妙な違いは必ずあるはずです。

ましてや、人と人とが関わる物事の解決策に対するその受け入れ方や効果の程度は、普通の物事以上に人によって千差万別だと思っています。

以上、ちょっと観念的だったかもしれませんが、

私は自分にとって大切な事を決める際には、まずは優先順位を決めずに、考えられる解決方法をフラットにできるだけ沢山集めたいと思っています。

その上で、最終的には自分が選択していく。

そのようなアプローチのサポートをしてくれる人が自分には一番しっくりいくなと思っていますし、

かつ、そのような選択の仕方が後になっても後悔しないようにも思っています。

ただ、人によっては、私とは異なるアプローチを好む方もきっと沢山いらっしゃることと思います。

特に、現代のような情報が氾濫している状況では、自分で選択するにはその分野についてそれなりに勉強をしていない限り中々難しいのも現実です。

誰もが時間も気力も限られている中で、

きっと、そこに大きな落とし穴があるのかもしれませんね。

少なくとも私は、何か自分の専門外の分野で何か大切な選択を迫られた時には、

まずは、時間の許すかぎり、短時間でもいいから広く浅くその分野について調べて、感覚的に把握した上で、

その上で、その分野についての解決策について、一つの解決策に偏らずに幅広く情報を提供してくれる専門家の意見を見聞きし、

その上で自分で判断する。

そして、解決策を決めた後は、その解決方法について、できればその道の第一人者の方に解決のお手伝いを依頼する。

そうありたいと思っています。