本日も昨日に引き続き、
昨年12月に参加した賃貸管理セミナーで学んだトラブル回避の小さなヒントです。
と言っても、本日の内容は、講師の先生から頂いた我々管理会社に向けたアドバイスですが、
家主の方々にもお役に立つ内容だと思いますので共有させて頂きます。
賃貸トラブル解決専門のベテラン法律家の先生いわく、
『トラブルを処理するのではなく、トラブルにならない対応を!』
とのことでした。
また、
『トラブルを想定して予め動きましたか?』
との投げ掛けとありました。
特に、コロナ禍が始まった直後の昨年春の緊急事態宣言前に動いている管理会社は優秀とのこと、汗
さて、これまでこのシリーズでお伝えしてきた内容とも少し被りますが、例えば、
入居者の情報をアップデートしているか?
例えば、コロナ禍の厳しい業種に勤めている派遣社員の女性の入居者がいる場合、
『8万円の家賃は払えないのではないか?』
と思ったら、
『今、大丈夫ですか?』
と、何かのタイミングで声掛けをしてみることもできる、とのこと。
また、入居者が利用している家賃保証会社が、『代位弁済』方式なのか?それとも『収納代行』方式なのか?を事前に確認しているか?
コロナ禍が長期化することで、今後確実に予想される家賃の滞納や、
さらなる経済環境の悪化の際に危惧される保証会社の倒産
などといった事態が起こった際に、その被害を最小限に抑えるためにも、事前の準備は欠かせません。
その他、例えば、
春先に、入居者に対して、
『エアコンが動くか?試しに動くかどうか確認してください。』
もしくは、
『リモコンはありますか?』
とか、
『リモコンの電池を変えたら動くかどうか試してみてください。』
など、事前にアナウンスをして、エアコンの故障等の確認を促すこともできる、とのこと。
暑い夏は業者も忙しいため、入居者から連絡があっても中々すぐには対応できないこともありますが、
春は業者も比較的ヒマなため、すぐに飛んできて修理の対応してくれるはず、とのこと。
先生の知っている、満室大家さんは、
安い時に、予めエアコンを購入しておき、倉庫に保管している人もいたり、
さらには、電気工事士の資格を保有していて、何かあったら自ら対応してしまうスーパー大家さんもいらっしゃるそうです。
これからの大家業も管理会社も、サービス業としての自覚と行動がより問われてくると改めて思いました。